スクラッチで当たる確率はどのくらいなのでしょうか。
誰でも気軽に買えて、すぐに結果がわかるスクラッチ。
1等1,000万円や300万円と夢のある金額ですが、実際当たる確率はどれくらいなのか、気になる方も多いかと思います。
そこで今回はスクラッチで当たる確率を徹底調査。
1等だけでなくハズレが出る確率まで洗い出しました。
スクラッチを買うべきか、買わざるべきか。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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スクラッチが当たる確率は?
宝くじ売り場で販売されているスクラッチ。
一度はやったことのある人も多いかと思います。
スクラッチをやって当たる確率はどれくらいなのでしょう。
スクラッチの当たりくじが何本あるかは公式で発表されていますが、ハズレくじを含めて全部で何本かはわかりません。
一説によれば、6等の本数が総本数の10分の1といわれています。
つまり6等の本数を10倍した数が総本数となるわけですね。
それを前提にして、当たる確率を検証していきましょう。
1等3,000万円、300円スクラッチの場合
まずは、第949回全国自治宝くじ「ワンピーススクラッチ ルフィ7 お正月・新春チャレンジ」1口300円から検証します。
発行数1,200万本とした場合、当たる確率はどのくらいなのでしょうか。
配当金 | 本数 | 当選確率 | |
---|---|---|---|
1等 | 30,000,000円 | 6本 | 0.00005% |
2等 | 1,000,000円 | 30本 | 0.00025% |
3等 | 100,000円 | 300本 | 0.0025% |
4等 | 10,000円 | 4,800本 | 0.04% |
5等 | 1,000円 | 180,000本 | 1.5% |
6等 | 300円 | 1,200,000本 | 10% |
ハズレくじ | 0円 | 10,614,864本 | 88.4572% |
1等が当たる確率は、0.00005%となりました。
つまり、200万分の1の確率です。
日本武道館のキャパが約15,000人ですから、約133個の日本武道館から当選者がたった1人出るわけですね。
注目したいのが5等に当たる確率。
1.5%というと低く感じるかもしれませんが、ほかのスクラッチよりは大きい数字です。
金額の大きいスクラッチのほうが当たる確率は高いといえます。
1等200万円、200円スクラッチの場合
次は、第2553回東京都宝くじ「8ラインスクラッチ 12ショートケーキ タテ・ヨコ・ナナメ」1口200円です。
発行数750万本とした場合の当選確率は、以下の通りとなりました。
配当金 | 本数 | 当選確率 | |
---|---|---|---|
1等 | 2,000,000円 | 10本 | 約0.00013% |
2等 | 50,000円 | 250本 | 約0.0033% |
3等 | 10,000円 | 2,500本 | 約0.033% |
4等 | 1,000円 | 30,000本 | 0.4% |
5等 | 200円 | 750,000本 | 10% |
ハズレくじ | 0円 | 6,717,240本 | 89.5632% |
1等が当たる確率は100万分の1です。
1等3,000万円のスクラッチくじよりは、当選確率がやや上がりました。
とはいえ、ハズレくじが出る確率はこちらのくじのほうが高くなっています。
利益の出る4等以上が出る確率は約0.43643%。
1%未満しかないのです。
1等100万円、200円スクラッチの場合
続いて第2549回東京都宝くじ「8ラインスクラッチ 11エゾリス タテ・ヨコ・ナナメ」1口200円の当選確率をみてみましょう。
発行数600万本とした場合、どうなるのでしょうか。
配当金 | 本数 | 当選確率 | |
---|---|---|---|
1等 | 1,000,000円 | 12本 | 0.0002% |
2等 | 50,000円 | 360本 | 0.006% |
3等 | 10,000円 | 2,000本 | 約0.03% |
4等 | 1,000円 | 20,000本 | 約0.3% |
5等 | 200円 | 600,000本 | 10% |
ハズレくじ | 0円 | 5,377,628本 | 約89.6271% |
1等の当選確率は0.0002%、50万分の1とこれまでに比べて高めです。
1等3万円、100円スクラッチの場合
最後は、第947回全国自治宝くじ「わんにゃんスクラッチ ゴールデン・レトリーバー3 トレジャーチャンス」1口100円です。
発行数1,800万本とした場合、以下の通りとなります。
配当金 | 本数 | 当選確率 | |
---|---|---|---|
1等 | 30,000円 | 2,400本 | 約0.013% |
2等 | 500円 | 72,000本 | 0.4% |
3等 | 100円 | 1,800,000本 | 10% |
ハズレくじ | 0円 | 16,125,600本 | 約89.59% |
1等3万円と金額が低い分、当選本数は多めです。
1等の当選確率は約7,700分の1ですから、7,700本買えば1等が出るという計算に…。
スクラッチは普通の宝くじより当たりやすい?
宝くじはスクラッチだけではありません。
ジャンボ宝くじなど普通のくじと比べて、当たる確率は高いのでしょうか、それとも低いのでしょうか。
実際に当選確率を比較してみましょう。
ジャンボ宝くじなどの普通くじの当たる確率
今回は、第951回全国自治宝くじ「バレンタインジャンボ宝くじ」1枚300円の当たる確率をみてみます。
発行数1億枚の場合、当選確率は以下のようになりました。
配当金 | 本数 | 当選確率 | |
---|---|---|---|
1等 | 200,000,000円 | 10本 | 0.00001% |
1等の前後賞 | 50,000,000円 | 20本 | 0.00002% |
1等の組違い賞 | 100,000円 | 990本 | 0.00099% |
2等 | 10,000,000円 | 30本 | 0.00003% |
3等 | 1,000,000円 | 600本 | 0.0006% |
4等 | 50,000円 | 10,000本 | 0.01% |
5等 | 10,000円 | 400,000本 | 0.4% |
6等 | 3,000円 | 1,000,000本 | 1% |
7頭 | 300円 | 10,000,000本 | 10% |
ハズレくじ | 0円 | 88,588,350本 | 88.79796% |
1等が当たるのは1,000万分の1、かなり狭き門のように感じますが当選金額は2億円と高めです。
そう考えれば、むしろ金額が高い分チャレンジする価値があるのかもしれません。
当たる確率がより高いのは……
普通の宝くじでは3等の当選金額が100万円です。
1等100万円のスクラッチとどちらのほうが当たる確率が高いのでしょうか。
普通の宝くじで100万円当たる確率は0.0006%。
スクラッチで100万円当たる確率は0.0002%です。
つまり、スクラッチよりも普通の宝くじのほうが100万円を当てやすいということです。
とはいうものの、数字で見れば1%以上の違いはないため、やっていてわかるほどの違いはなさそうですね。
スクラッチで当たるには
できることならスクラッチで当てたい、皆が考えることです。
狙うなら1等、という人も多いでしょう。
ではスクラッチで当たるにはどうしたら良いのでしょうか。
たくさん買う
少しでも多く買えば、それだけ当選するチャンスが増えます。
しかし1枚買って当たる人もいれば、100枚買っても当たらない人もいるため確かな方法とはいえなさそうです。
極論全部買えば当然当たりますが、1個人には無謀すぎる話ですね。
継続して買う
買わなければ当たる確率は0%です。
ずっと買い続けていれば毎回当たる可能性が数%でもあります。
「可能性がある」という意味で、継続して買い続けることに意味はあるでしょう。
運を引き寄せる
運を引き寄せるためにさまざまなことを試すのも良いかもしれません。
方法はたくさんあります。
神社に参拝しにいく・風水を試してみる・運勢を確認してみるなどなど。
少しでも気分を上げるためにも、できることはやっておくのがオススメです。
もちろん、行動を起こせば必ず当たるわけではないので注意してくださいね。
宝くじはマイナスサムゲーム
宝くじはそもそもマイナスサムゲームです。
マイナスサムゲームとは、プレイヤーの利得合計がマイナスになるゲームのこと。

宝くじでいえば、全員の購入金額と当選金額を合わせるとマイナスになってしまうということです。
購入金額よりも多く当たる確率は低い
1等3,000万円、300円スクラッチの場合、購入金額300円が戻ってくる6等が当たる確率は10%です。
逆に外れる確率は約88%となります。
購入金額よりもプラスになる、利益を得るためには5等以上を当てなければなりません。
しかし5等以上が当たる確率は約1.5%です。
利益が出る確率は、約1.5%しかないわけですね。
もしも全部の宝くじを買い占めたら……?
全部の宝くじを1人で買い占めたらどうなるのでしょうか。
全部買うわけですから、1等もすべて当たります。
そう考えれば夢のようですが、現実はそう甘くはありません。
1等3,000万円、300円スクラッチを試しに買い占めてみましょう。
1等3,000万円、300円スクラッチを買い占めると27億7,200万円の損失
当選金額の合計はそれぞれ1等1億8,000万円・2等3,000万円・3等3,000万円・4等4,800万円・5等1億8,000万円・6等3億6,000万円です。
全て合わせると当選金額は8億2,800万円、夢のような金額です。
問題は、買い占めるのにいくら必要か。
発行数1,200万本とした場合、購入金額は36億円です。
買い占めるのに36億円必要なのです。
つまり8億2,800万円当たっても36億円支払っているわけですから、27億7,200万円の損失となってしまいました。
なぜこんなにも損失が出てしまうのでしょう。
それは宝くじの仕組みにありました。
利益があるから続く宝くじ
宝くじには、主催者・運営が存在します。
当然宝くじの印刷経費や売り手の人件費がかかるため、その分を回収しなければ赤字です。
全体で見たときに利益が出ていなければ、宝くじを販売する意味はないですよね。
それだけではありません。
宝くじでの収益金は、公共事業等や社会貢献広報費として使われています。
高齢化少子化対策や防災対策、公園の整備や福祉施設の建設回収費などにも宝くじでの収益が使われているのです。
そういった理由で、スクラッチを買い占めると大きな損失が出てしまったのです。
宝くじはやらないほうが良いの?
今までの話を聞いていると、スクラッチをやる気が失せてしまったかもしれません。
単純に数字の上で判断するのであれば、やることで利益が得られる可能性は低いことは事実です。
とはいえ宝くじは販売され続けています。
それは当たるかもしれないという楽しみを買う人が多いから。
大きな夢を買うという楽しさ、誰でも簡単に買える手軽さが宝くじをここまで世の中に浸透させたのです。
それに加えてスクラッチは、その場ですぐに当たっているかわかるスピーディーさもあります。
必要とされている、買う価値があるからこそスクラッチは販売され続けているのですね。
スクラッチ・宝くじを楽しもう
スクラッチで当たる確率は、決して高いとはいえません。
しかし0%ではないのです。
大金を狙う、娯楽として買う、楽しみ方は人それぞれです。
定期的にくじの種類も入れ替わるため、季節の節目に買う人も多いでしょう。
スクラッチの良いところはすぐに結果がわかるところ。
たまにはスクラッチをやってみるのも、良いかもしれませんね。