活動レポート

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原始林の中へ ≪春日原始林にひっそりと佇む石仏たち≫


滝坂の道 春日山遊歩道
 ・春日山と高円山の谷あい、渓流に沿った石畳道。
 ・平安時代から鎌倉時代にかけて僧たちの修行の場で、暗い樹林の中に石仏がただずんでいる。

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○ 滝坂の道
 ・保護されているという雰囲気がない一方、ゴミが全く見られない「手つかず」な原始林

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○ 石仏(1)
≪寝仏≫
・道端の何気ない石の裏側に、大日如来が横に刻まれている。
・近くの四方仏の一体が転がり落ちたとの説も ・・・
・室町前期の作
(表側)
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(裏側)
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○ 石仏(2)
≪朝日観音≫
・川向いに立つ磨崖仏(まがいぶつ)
・真ん中が弥勒、左右が地蔵菩薩
・鎌倉中期の文永2年(1265)の銘が刻まれている。

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○ 滝坂地蔵磨崖仏
・右手に長い錫杖、左手に大きな宝珠を持つ春日山中で最も美しいと言われている地蔵磨崖仏
・鎌倉時代末期のもの。

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○ 石仏(3)
≪三体地蔵≫
・三体とも錫杖と宝玉を持つ地蔵菩薩形で蓮化座上に立つ
・南北朝時代のものと言われる

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≪首切地蔵≫
・刀を入れたような地蔵の首は荒木又右衛門が試し斬りしたという伝説がある
・鎌倉時代のもの。

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○地獄谷新池
・この時は、魚等の生き物も見ることができず、池の周りは静まり返っていた。

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静かに佇む石仏、林、池 ・・・。
季節の移ろいとともに、どのような表情を見せてくれるか。
これからのレポートをお楽しみに 。
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