主婦の方にもぜひ取り入れてほしい、「投資」。
今回はこれから投資を始める主婦の方に向けて、おさえておきたい基本とお金を増やすコツについてわかりやすく解説していきます。
投資による利益が48万円を超えた場合、扶養から外れる点については注意しつつ、投資を始めてみましょう。
リスクについても十分理解したうえで、投資に取り組んでくださいね。
主婦が投資を始める前におさえておきたい基本情報
これから投資を始めたいと考えている主婦の方に、おさえてもらいたい基本情報をまとめました。
投資は誰でも簡単に利益を出せるもの、というわけではありません。
基本をおさえたうえで、口座開設などに進んでくださいね。
- 投資と貯金の違い
- 投資のリスク
- 口座の種類
投資と貯金の違い
投資と貯金では、目的が違います。
投資の目的は「お金を増やすこと」であり、貯金の目的は「お金を貯めること」です。
どちらも資産運用といえますが、よりお金を増やす資産運用が投資といえるわけですね。
お金を投資して、将来の利益に期待するのが「投資」であり、株主優待や配当金・売却益などを得られる可能性があります。
「貯金」は大きく増やせはしないものの、安全で着実な資産形成ができます。
投資のリスク
投資には「元本割れ」というリスクがあります。
元本とは、投資に費やした資金額のことを指します。
投資した金額を下回るような結果になれば、損失が発生し「元本割れ」になってしまうわけですね。
お金を増やせる可能性だけでなく、お金が減ってしまう可能性もあるのです。
投資によって損をする人がいる、という事実を忘れないでおきましょう。
なぜ損をするのか
投資の対象である金融商品は、日々価格変動しています。
価格変動が起きることで利益もしくは損失が発生するのです。
100万円の価値のものが90万円の価値に下がってしまえば、10万円の損失が発生します。
場合によってはもっと大きな損失が発生する可能性もあるのです。
口座の種類
投資をするには、金融機関で口座開設をする必要があります。
ここでポイントとなるのが、口座には種類があるということ。
- 特定口座(源泉徴収あり)
- 特定口座(源泉徴収なし)
- 一般口座
口座の種類によって、税金を計算する必要があるか・確定申告をする必要があるかなどの違いがあります。
基本的には特定口座(源泉徴収あり)を選べばOKです。
特定口座(源泉徴収あり)なら、税金は金融機関が計算して利益分から代わりに支払ってくれますし、確定申告も必要ありません。
主婦が知っておきたい投資の種類
投資にはさまざまな種類があります。
- 株式投資
- 投資信託
- FX
- 仮想通貨
- ETF
- 外貨預金
- 不動産投資
- REIT(不動産投資信託)
- 個人向け国債
- 個人向け社債
- 先物・オプション
- iDeCo
それぞれどんなものか目を通しておきましょう。
株式投資
企業が資金を集めるために発行するものが、株式です。
株式を購入することで企業に投資をする、それが株式投資です。
投資することでその企業の株主になり、株主総会での議決権や株主優待・配当金を受け取る権利を得られます。
また株を売却することで、値上がり益を得られる可能性もあります。
投資信託
投資信託とは、運用の専門家が投資家たちから集めたお金で資産運用をし利益を投資家たちに還元する金融商品のことです。
簡単に言えば、投資のプロに資金を託して、その成果を受け取れる仕組みということですね。
少額からでも取り組める・プロに運用を任せられる・分散投資できるという点で初心者にオススメの投資方法です。
元本割れのリスクや、手数料がかかることに注意しましょう。
FX
FXとは、外国為替証拠金取引のことです。
なんだか難しい言葉が並んでいますが、さまざまな国の通貨と通貨を交換する取引のことをFXと呼びます。
日本円と米ドルを交換する、といった取引ですね。
最大の特徴が、少額でも大きな利益を狙える可能性がある「レバレッジ」という仕組み。
手持ちの資金の数倍もしくは数十倍の取引ができるため、大きな収益を狙えますがその分リスクも大きくなります。
仮想通貨
仮想通貨とは、電子データのみで取引される通貨のことです。
ビットコインやイーサリアムなど、さまざまな仮想通貨が存在します。
仮想通貨の価値は固定されておらず、上昇・下降するため投資が可能です。
「将来価格が上昇する」と予想して仮想通貨を手に入れ、その後本当に価格が上昇したタイミングで手放せば上昇した分だけ利益を得られます。
一方で、価格変動で大きな損失を抱えるリスクも忘れてはなりません。
ETF
ETFとは、上場投資信託のことを指します。
投資信託の一種であり、株式投資と合わせたような特徴を持っています。
日経平均株価・NYダウなどの指数に連動するよう運用されるタイプが多く、いつでも売買が可能です。
分散投資がしやすい点、少額からでも投資できる点が魅力といえます。
ETFのリスクとしては、価格変動リスク・流動性リスク・上場廃止リスク・価格乖離リスクが挙げれられます。
価格変動による損失や、希望の価格で売買が成立しない可能性など、注意して取り組む必要はありますよ。
外貨預金
外貨預金とは、文字通り「外国の通貨で預金すること」です。
海外との金利差を利用して、より多くの利息をもらえるのが大きなメリット。
日本円よりも金利が高ければ、高い金利収入を得られるわけですね。
為替手数料や、換金のタイミングによっては損失が発生する点に注意してください。
不動産投資
アパートやマンションの大家になる、それが不動産投資です。
不動産物件を購入して他者に貸し出すことで、家賃という利益を得られるわけですね。
空室になるリスクや家賃滞納といったリスクはありますが、長期的なリターンを狙えるところが不動産投資の強みです。
不動産を購入するなんて…という方には、不動産投資ローンを組んで物件を手にする選択肢もありますよ。
REIT(不動産投資信託)
REITは、投資家たちから集めたお金で不動産投資をし、その利益を投資家たちに還元する金融商品のことです。
投資信託の不動産版といえばわかりやすいですね。
不動産投資と違って少額でも投資できますし、ホテルやビルなどさまざまな不動産に投資できるところが大きな魅力。
専門家に任せられるため、初心者にもオススメですよ。
もちろんリスクもあり、金利変動や地震・火災などの予測不可能な事態が、価格や分配金に悪影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。
個人向け国債
国債とは、国が発行している債券のことです。
簡単に言えば国の借金であり、投資家が国債を購入することで国にお金が入っています。
国債を購入すると、投資した分だけの元本と利子を受け取れるのがメリットです。
国にお金を貸して、その分の利息をもらえるという仕組みですね。
金利変動のリスクと、信用リスクには注意しましょう。
万が一国が破綻した場合、元本は返ってこない危険性があります。
個人向け社債
国債の会社版、それが社債です。
個人で会社にお金を貸して、その分の利息を受け取れます。
株式投資と違うのは、「株主になる」のではなく「お金を貸しているだけ」であるため、株主総会の議決権や配当金・株主優待を受け取れる権利がないという点。
社債の購入にはまとまった資金が必要である点に注意してください。
個人向け国債同様、信用リスクには要注意。
また金利変動によって、元本割れする可能性も頭に入れておきましょう。
先物・オプション
先物・オプションは、将来的な売買契約を先に行い、価格上昇を狙う投資方法です。
予想が当たれば、利益が発生してきます。
FXのように「レバレッジ」による大きな利益獲得の可能性があり、売りと買いを選択できるため利益獲得のチャンスが大きいところが魅力です。
注意点としては、先物・オプションは株式投資と同様「元本が保証されていない」ということ。
取引結果によっては、損失を被る可能性もあります。
iDeCo
iDeCoとは私的年金制度のことです。
自分で決めた金額を運用し、掛け金を積み立てていきます。
投資した金額は60歳になるまで引き出せませんが、運用益が非課税であるなどメリットも多いです。
安定した収入があり、投資する余裕がある方にオススメの投資方法ですよ。
私的年金制度とは言いますが、元本割れのリスクがあることにはくれぐれも注意しましょう。
主婦が投資でお金を増やすコツ
投資にはリスクがつきものです。
損して終わらないためにも、投資でお金を増やすコツをつかみましょう。
主婦の方に覚えてもらいたい投資のコツをまとめました。
- 投資について学ぶ時間を作る
- 少額投資から始める
- 予算はあらかじめ決めておく
- 自分に合う投資スタイルを見つける
- どこで口座開設するかも要検討
投資について学ぶ時間を作る
少しでもいいですから、投資について学ぶ時間を日常の中に作りましょう。
投資に関する情報に日ごろから触れていれば、次にすべき行動がみえてきます。
全く何にもわからない状態で投資に挑んでも、なかなか利益は積みあがりません。
どうして利益が発生するのか、なぜ損失が発生したのか理解しながら取り組むことが重要です。
成功例をもう一度再現するために、投資についての知識を蓄えておきましょう。
もちろん投資をしながら学んでいくことも良いですよ。
少額投資から始める
投資が初めての方は、必ず少額から取り組みましょう。
いきなり高額投資をしてしまえば、大きな損失を抱えて終わる可能性が高いです。
最初のうちは勉強のつもりで、損しても大丈夫な金額を投資してください。
リスクをできるだけ小さくして投資に取り組み、経験を積んでから投資金額を増やしていきましょう。
予算はあらかじめ決めておく
投資に使う金額は決めておきましょう。
「次は成功するに違いない」と投資のやめ時がわからなくり、損失がどんどん膨らんでしまうことも…。
生活費を削ってまで投資をするなんて事態になれば、借金を背負う可能性まで出てきます。
予算をあらかじめて決めておき、損失が出たとしても無茶をしないことが重要です。
自分に合う投資スタイルを見つける
投資にはさまざまな種類があります。
自分に合った投資スタイルを探しましょう。
また一日にどれくらい投資と向き合う時間を作るかも重要なポイント。
家事の合間に取り組むのか、お昼過ぎにじっくり腰を据えて取り組むのか、ライフスタイルに合わせて投資を行っていきましょう。
どこで口座開設するかも要検討
投資をするには金融機関で口座の開設が必要です。
金融機関によってサービスは変わりますし、できる投資の種類・銘柄も変わってきます。
お得なキャンペーンをやっている金融機関があるかもしれません。
目についた金融機関で口座開設するのではなく、比較したうえで申し込むようにしてくださいね。
投資信託なら信用金庫がおすすめ
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将来のためにもまずは投資信託で投資を始めてみましょう。
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