生活費の中で大きな割合を占める「食費」は、節約のしがいがある出費といえます。
今回は食費の節約方法を、買い物・調理・外食と要素別にご紹介。
ラクに節約生活を続けるためにも、できそうなものから取り組んでいってみてください。
節約したお金は、きちんと貯めていきましょう!
食費節約を成功させるために

これから食費を節約する方は、失敗に終わらないためのポイントをいくつか押さえておく必要があります。
実際に節約をスタートする前に、まずは下記から始めてみてください。
これをやるかやらないかで、結果は大きく変わってくるかもしれませんよ。
- 1か月の食費を把握
- 自炊と外食でわけて考える
- 冷蔵庫の中身は常に把握
1か月の食費を把握
まずは1か月で食費にいくらかかっているかを計算しましょう。
食費がいくらなのかを把握しなければ、どれくらい節約できるのかわかりません。
支出を把握することは節約の基本。
家計簿アプリなどを使えば、簡単に支出はまとめられます。
レシートを貯めて手書きで記録する必要はないのです。
家計簿が苦手な方は、アプリを活用してくださいね。
自炊と外食でわけて考える
食費は「自炊」と「外食」でわけて考えましょう。
いきなり「外食」0にして、自炊だけで節約生活を始めようとする人がいますが、あまりおすすめはできません。
無理な節約は長続きしないからです。
外食は○○円までに抑える、自炊は先月○○円だったから今月は△△円にするなどわけて考えてくださいね。
冷蔵庫の中身は常に把握
買い物をしてきたら、冷蔵庫の中に同じものがまだあった…なんて経験はありませんか?
食材を無駄に買ってしまわないよう、冷蔵庫の中身は常に把握する癖をつけておきましょう。
買い物に行く前は冷蔵庫の中身をチェック、というルーティンを体に覚えさせるのです。
小さいサイズの冷蔵庫にして、食材を買いすぎないよう調整するのもアリですね。
食費を節約する方法:買い物篇

食費の節約方法を、「買い物」「調理」「外食」で分けてご紹介します。
全てを一度に取り入れる必要はないですから、できるところから始めてくださいね。
まずは買い物での食費節約方法からです!
- 食材からレシピを考える
- 財布に最低限のお金しか入れない
- 子供は連れていかない
- 買い物リストを作る
- 買い物は毎回同じところで
- コンビニには入らない
- まとめ買いする
- 支払い方法を工夫
食材からレシピを考える
献立を考えるとき、レシピ集を見て決めていませんか?
もちろん悪い方法ではありませんが、節約を意識するなら「食材からレシピを考える」のがオススメ。
冷蔵庫にある食材からレシピを考えれば、無駄なく食材を使いきれますよね。
またセールで安くなっている食材たちからレシピを考えられるようになれれば、かなり食費を節約できます。
1回の節約は小さなものかもしれませんが、積み重なっていけば大きな効果が得られますよ。
財布に最低限のお金しか入れない
買い物に行くときは、無駄遣いをしないように注意しなければなりません。
財布に必要最低限のお金しか入れておかなければ、無駄な出費をせずに済みますね。
電子マネーやバーコード決済をする方は、必要金額分だけチャージしていく、なんて方法もオススメ。
予算をきちんと決めて買い物することが大切です。
子供は連れていかない
子供がいる家庭なら、買い物時に「あれが欲しい」「これを買って」とねだられた経験があるかもしれません。
買い物に子供を連れていけば必要以上のお金がかかる可能性は高いといえるでしょう。
スーパーには誘惑がたくさんありますから、本当に必要なものだけを買うためにも一人で行くことをオススメします。
子供とお出かけ目的で行くならともかく、節約目的なら子供は連れて行かないようにしましょう。
買い物リストを作る
予算を決めるためにも、買い物に行く前に「買い物リスト」を作っておきましょう。
「今日はあれが安くなってる…!」とスーパーでは他の商品にも目を奪われがち。
リストにないものは買わないと決めておけば、無駄な出費は少なくなります。
また買い物リストを作れば、予算も計算しやすくなりますね。
買い物は毎回同じところで
買い物はできるだけ毎回同じところを選びましょう。
同じところで買い物をするメリットは3つ。
- 時間の節約
- 価格変動に敏感になる
- ポイントが貯まりやすい
底値で買うためにスーパーをはしごしたくなるところですが、時間がかかりすぎてしまいます。
またポイントカードなどお店のサービスを有効活用するなら、1つの店舗を使い続けたほうがお得です。
同じお店なら、食材の価格が変わった時にもすぐ気づける可能性大。
どのお店に絞るかは、慎重に考えてくださいね。
コンビニには入らない
コンビニは品ぞろえが良く、新商品も定期的に出る魅力的なお店です。
だからこそコンビニには入らないようにしましょう。
スーパーに比べれば価格は割高ですから、コンビニでばかり買い物をしてしまうと食費は高くついてしまいます。
節約を意識するなら、コンビニの誘惑に負けないようにしてくださいね。
まとめ買いする
食材はできるだけまとめ買いをしましょう。
買い物に行く頻度を減らせるため、無駄な商品を買ってしまうリスクが減ります。
とはいえ、まとめ買いには「食材を買いすぎてしまう」「買った食材では足りなかった」という危険も…。
ある程度買い物のコツをつかんでから、まとめ買いをすると良いでしょう。
食材からレシピを考えたり、買い物リストを作ったり、まずは買い物のやり方を固めていってくださいね。
支払い方法を工夫
現金・クレジットカード・バーコード決済など支払い方法はさまざまです。
節約を考えるなら、バーコード決済などでポイントを貯めていくのがオススメ。
キャッシュレスで決済することには、履歴が残るため後から振り返りやすいというメリットもありますよ。
スーパーによっては、現金でないとポイントカードが使えないところもあるため注意してください。
大切なのは、「ポイントが貯まる支払い方法」を選ぶことです。
食費を節約する方法:調理篇

買い物篇の次は、調理篇です。
調理でも意識すれば節約できるポイントはたくさんありますよ。
- 自炊する
- 節約効果の高い食材を活用
- 作り置きする
- 調味料は幅広く使えるものだけ
- 缶詰も活用
- 余った食材は冷凍保存
- 月末は冷蔵庫の中身を使い切る
自炊する
まず大前提として、外食するのではなくできるだけ自炊することで節約できます。
自炊に慣れていない人は、少しずつ外食の割合を減らしていくと良いでしょう。
自炊を生活リズムの中に取り入れてしまえば、苦にもならなくなるはず。
節約しなきゃ…という意識ではなく、楽しむつもりで料理をしてみてくださいね。
節約効果の高い食材を活用
食材の中には、節約効果が高いものもあります。
特に野菜は、季節によって値段が変わりやすく注意したい食材。
もやし・玉ねぎなどは価格変動が少ない食材ですから、積極的に取り入れれば食費の管理もしやすいといえます。
もちろん、今の時期安い食材を献立に役立てることも効果的ですね。
作り置きする
自炊をするときは、作った分をすべて食べるのではなく作り置きもするつもりで料理しましょう。
多めに作っておけば、食材も無駄なく使いきりやすいです。
作り置きした料理を、後日ひと手間加えてアレンジするのもオススメ。
まとめて作ることで、調理時間の節約にもなりますよ。
調味料は幅広く使えるものだけ
節約で意識したいのが、家に置く調味料です。
○○の素など、使用用途の狭い調味料はできるだけ避けましょう。
マヨネーズやケチャップ、豆板醤など使い道が多い調味料を充実させておくと、料理にも幅が出ます。
使用用途の狭い調味料は、便利ですが料金も高め。
結局使いきれずに賞味期限が切れてしまう可能性もあります。
調味料は幅広く使えるものだけそろえておきましょう。
缶詰も活用
缶詰は賞味期限が長いものが多く、常温で保存できる点がメリットです。
料理にも活用できる缶詰はたくさんありますから、ぜひ自炊に役立てましょう。
缶詰は季節による価格変動も少ないですから、年中買いやすいのも嬉しいポイント。
ツナ缶・コーン缶などは常にいくつかストックしておきたいですね。
余った食材は冷凍保存
使い切れなかった食材は、冷凍保存をするのがオススメ。
冷蔵保存の場合、結局使い忘れて腐ってしまう危険があります。
冷凍保存の際は、冷凍した日付を書いておくととっても便利。
日付の早い方から消費していけば、効率的に食材を調理できますね。
お肉は下味をつけてから、野菜はカットしてからなど、どうやって冷凍保存するかで工夫するのもおすすめです。
月末は冷蔵庫の中身を使い切る
あえて月末になったら冷蔵庫の中身を使い切るのも節約方法として有効です。
毎月の食費をわかりやすくするためにも、冷蔵庫の中身を毎月リセットするわけですね。
リセットしておけば、いつからあるのかわからない食材が発掘されることもなくなります。
食材を無駄なく使っていきましょう。
食費を節約する方法:外食篇

食費を節約する方法、最後は外食篇です。
節約のためにいきなり外食を0にする必要はありません。
途中で挫折しないためにも、時折外食をすることも大切です。
そのうえで、外食を楽しみつつ節約する方法をご紹介します。
- お店の選択肢をたくさん持つ
- 贅沢したいときは量ではなく質で
- ディナーではなくランチで
- 家で外食気分を味わう
お店の選択肢をたくさん持つ
外食先の候補はできるだけたくさん持っておきましょう。
特にコスパの良い、安価な外食店を把握するのがオススメ。
せっかくの外食ですから、毎回同じお店に行くのではなく、さまざまなお店に行くとストレス発散にもなりますね。
家の近くのチェーン店から把握していきましょう!
贅沢したいときは量ではなく質で
時には贅沢したくなる時もありますよね。
そんな時は、量ではなく質で贅沢するようにしましょう。
量で贅沢しようとすると、お腹をいっぱいにするために高いお金を支払うことになります。
贅沢するなら、「楽しむために」お金を支払うのがオススメ。
少ない量で満足感を得られますから、必要なお金も少なくなりますね。
ディナーではなくランチで
外食をするときは、夜ではなく昼を選びましょう。
基本的にランチよりディナーのほうが料金は高くなりがちです。
節約するなら、ランチで外食を済ませましょう。
ランチの時間を逃さないようにしてくださいね。
家で外食気分を味わう
家でも外食気分は味わえます。
気になるお店の料理を再現してみたり、ちょっとカフェっぽくカフェラテやプレートにご飯を盛り付けてみたり。
少し工夫するだけでも、いつもと違う雰囲気になりますよ。
楽しく食費を節約しよう
節約を長続きさせるためにも、楽しく取り組むことが大切です。
「今月は○○円節約しよう」と目標を立てたり、「次はこんな料理にチャレンジしてみよう」とやったことのない料理をしてみたり、我慢だけではない節約生活がオススメ。
食費以外にも節約できる部分はたくさんあります。
頑張りすぎずに、無理のない範囲で食費を節約していってくださいね。