カードローンを選ぶ際には、金利が重要な要素になります。
色々な会社と比較して、自分に合ったカードローンを選ぶことが大切です。
しかし、金利という言葉は聞いたことがあっても、利息や実質年率との違いを説明できない方も多いと思います。
そこで今回は、カードローンの金利について分かりやすく解説します。
無理のない返済ができるカードローンを選ぶためにも、金利の仕組みや利息の計算方法をチェックしておきましょう。
カードローンの金利とは?利息・実質年率との違いは?
まずは、金利・利息・実質年利の違いについてご紹介します。
この3つは非常に似ていますが、実は異なる意味を表す言葉ですよ。
利息 | お金を借りた時に支払う手数料のようなもの。単位は「円」 |
---|---|
金利 | 借りたお金に対する利息の割合を表したもの。単位は「%」 |
実質年率 | 利息・手数料・保証料などを含めた費用が、借りたお金に対しどれくらいかかるかを表したもの。単位は「%」 |
利息との違い
「利息」とは、借りたお金に対して支払う手数料のようなものです。
返済時に元金に追加して支払うお金を表す言葉なので、単位は「円」になります。
一方「金利」とは、借りたお金に対して払う利息の割合を表したものです。
元金に対し、利息がどれくらいなのかを表す割合なので、単位は「%」になります。
金利が低いと利息が少なく、金利が高いと利息が多いということですね。
実質年率との違い
「実質年率」はパーセンテージで表す言葉なので、金利と混乱しやすいですが別の意味を表す言葉です。
利息だけでなく手数料・保証料などの費用も含め、借りたお金に対してどれくらいかかるものなのかを表します。
しかし大手のカードローンでは、手数料や保証料がかからないことが多いですよね。
利息以外の費用がかからない場合は、実質年率=金利となるのがポイントです。
カードローンの金利の仕組み
では、カードローンの金利は具体的にどれくらいなのでしょうか。
金利の仕組みについて詳しく解説していきます。
会社や契約者によって異なる
カードローンの金利は、会社や契約者によって異なります。
それぞれの会社独自のルールがあり、お金を借りた方の経済状況などを審査することによって金利が決定します。
つまり、同じ会社で同じ金額・同じ期間でお金を借りたとしても、全員同じ金利にはならないこともあるということです。
上限金利は利息制限法により規定されている
会社独自の金利があるとお伝えしましたが、もちろん設定できる金利の上限はあります。
「利息制限法」という法律があり、貸付額に合わせた上限金利が設定されています。
貸付額 | 10万円未満 | 10万円~100万円未満 | 100万円以上 |
---|---|---|---|
上限金利 | 年20.0% | 年18.0% | 年15.0% |
銀行・消費者金融だけでなく、個人的なお金の貸し借りであっても上限金利を超えて貸すことはできません。
もし利息制限法を超えて貸してしまった場合、超えた分の利息は無効になります。
カードローンの利息の計算方法
お金を借りるときには、利息がどれくらいかかるかを知っておくことも大切です。
無理なく返済できるよう、借り入れする前に必ず利息計算を行いましょう。
それでは、具体的な利息の計算方法をご紹介します。
利息の計算式
利息の計算方法は以下のとおりです。
例えば10万円を年18.0%の金利で1ヶ月借りたとすると、100,000円×0.18÷365×30日=約1,479円の利息が付きます。
閏年の場合は、計算式の「365」の部分を「366」にして計算してくださいね。
シミュレーションも活用する
利息の目安として、以下のシミュレーションも参考にしてみてください。
上記の計算式を使い、10万円・100万円を1年が365日の年に借りた想定でシミュレーションしています。
10万円を借りた場合の利息シミュレーション
10万円の上限金利は18.0%ですので、15.0%・18.0%の2パターンの金利で作成しました。
借入額 | 金利 | 借りた日数 | 利息 | 支払金額 |
---|---|---|---|---|
10万円 | 15.0% | 30日 | 1,232円 | 101,232円 |
10万円 | 15.0% | 180日 | 7,397円 | 107,397円 |
10万円 | 15.0% | 365日 | 15,000円 | 115,000円 |
10万円 | 18.0% | 30日 | 1,479円 | 101,479円 |
10万円 | 18.0% | 180日 | 8,876円 | 108,876円 |
10万円 | 18.0% | 365日 | 18,000円 | 118,000円 |
返済期間が長くなると、どんどん利息が増えていきます。
なるべく低金利で借り、返済は短期間で行うことをおすすめします。
100万円を借りた場合の利息シミュレーション
100万円の上限金利は15%ですので、
金利14%・15%で借りた場合、利息は以下のようになります。
借入額 | 金利 | 借りた日数 | 利息 | 支払金額 |
---|---|---|---|---|
100万円 | 14.0% | 30日 | 11,506円 | 1,011,506円 |
100万円 | 14.0% | 180日 | 69,041円 | 1,069,041円 |
100万円 | 14.0% | 365日 | 140,000円 | 1,140,000円 |
100万円 | 15.0% | 30日 | 12,328円 | 1,012,328円 |
100万円 | 15.0% | 180日 | 73,972円 | 1,073,972円 |
100万円 | 15.0% | 365日 | 150,000円 | 1,150,000円 |
上記の表は簡易的なものであり、条件によって実際の支払金額は異なります。
あくまで一例としてご確認ください。
カードローンの利息負担を軽減する秘訣
カードローンの利息負担を軽減する秘訣は、以下の通りです。
- 低金利のカードローンを選ぶ
- 無利息期間があるカードローンを選ぶ
- 繰上返済で計画的に返済する
低金利のカードローンを選ぶ
シミュレーションでも分かる通り、金利が高いと利息も高くなります。
カードローンを選ぶ際には、色々な会社の金利を比較して低い方を選ぶようにしましょう。
金利を比べる際には、借り入れ予定の額と同じ金利で比較してくださいね。
現在利用中のカードローンの金利が高い場合は、低金利のカードローンに借り換えることで支払いが楽になる可能性もあります。
無利息期間があるカードローンを選ぶ
指定された期間で返済すれば利息が発生しない「無利息期間」を設けているカードローンもあります。
無利息期間内であれば借り入れしたお金のみの返済のみで良いので、なるべく期間内にたくさん返済すると負担が軽くなりますよ。
無利息期間があるカードローンは、通常は1ヶ月程度利息がかからないことが多いです。
ですが、2回目の借り入れからは無利息期間がないこともあるので、借り入れ前に確認しておきましょう。
繰上返済で計画的に返済する
月々の返済額にプラスで返済する「繰上返済」という方法もあります。
予定より前倒しで返済することにより、利息負担が軽くなり効率よく返済することが可能です。
ボーナスが入った時や、返済に充てられるお金ができた時には繰上返済をすると良いでしょう。
ただし、月々の返済額に追加で支払うことになるので、無理なく払える金額で返済してください。
おすすめのカードローン
カードローンはたくさんあって迷いますよね。
利息負担を軽減できるカードローンがどれか分からない…という方も多いと思います。
そこで、初めて利用する方にもおすすめなカードローンをご紹介します。
来店不要で手続きが簡単なサービスをピックアップしました。
- アコム
- プロミス
アコム
アコム概要 | |
商品名 | アコム |
利用限度額 | 1万円~800万円 |
金利 | 3%~18% |
担保・保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 20.0% |
必要書類 | 運転免許証or顔写真付き身分証明書or保険証など |
\ 最短即日融資OK! /
アコムの公式サイトはこちら ≫
アコムは無利息期間があり、初めて利用する方に限り30日間は利息がかかりません。
1ヶ月で完済できれば、借りたお金のみの返済でOK。
来店は不要でウェブだけで申込みから借り入れまでできます。
また、最短20分で借りられるスピーディーさもメリットです。
プロミス
プロミス概要 | |
商品名 | プロミス |
利用限度額 | 500万円まで |
金利 | 4.5%~17.8% |
担保・保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 20.0% |
\ 初回利用時30日間無利息サービス! /
プロミスの公式サイトはこちら ≫
プロミスは、サイトで借入可能かがすぐ分かるのがメリットです。
審査がすぐに終わり、ウェブやコンビニATMで借り入れや返済ができます。
最大金利は17.8%と、他社と比べても低めに設定されているのも魅力。
また、プロミスも初めて利用する方は30日の無利息サービスがありますよ。
まとめ~カードローンの金利を理解したうえで計画的に利用しよう~
今回は、カードローンの金利・利息の違いや、利息の計算方法などをお伝えしました。
カードローンの契約・返済の際には、以下の3点に注意すると利息負担を軽くできますよ。
- 低金利のカードローンを選ぶ
- 無利息期間があるカードローンを選ぶ
- 繰上返済で計画的に返済する
カードローンは会社によって金利が異なります。
また、借入額・借入期間・利用目的によっても金利が変わってくるので、複数のカードローンの金利を比較することが大切です。
今回ご紹介した利息の計算方法を使い、無理のない返済ができる会社のカードローンを選んでくださいね。