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金融リテラシーとは?お金の知識を身につける方法・メリットをわかりやすく解説

金融リテラシーとは

※本ページにはPRが含まれます。

金融リテラシーとは、お金に関する知識や判断力のことを指しますが、具体的に学ぶにはどうしたら良いのでしょうか。

先行きの見えないVUCAの時代を生き抜くにも金融リテラシーは高めておく必要があり、身につけることでさまざまなメリットがあるのも事実です。

今回は、金融リテラシーとはどんなものなのか、高める必要性やメリットについて紹介していきます。

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金融リテラシーとは

金融リテラシーとは、お金に関する幅広い知識や判断力のことを指します。

とはいえ、お金の知識と言われてもピンと来ない方もいるのではないでしょうか。

身近なところでは、家計管理や資産運用、税金対策や金融商品の選び方などが挙げられ、お金が関係するあらゆるシーンで必要となるものです。

金融リテラシーを学ぶ必要性

日常生活においてお金はなくてはならない存在です。

現代の生活はお金に支配されていると言っても過言ではなく、お金を稼ぐこと、管理すること、使うことまで含めると日々の生活とは切っても切れない関係にあるといえます。

金融リテラシーを学ぶことで、お金を賢く稼ぎ・管理できるようになります。

例えば、稼いだお金を増やすには貯金よりも投資したほうが良い場合、どの金融商品に投資するかを判断できる、貯金する場合でもどの金融機関に預けるのがベストか判断できるといったことに役立つのです。

家計管理においても、固定費をできるだけ抑えるために格安スマホに機種変更するといったように、生活の中でお金に関係するすべてのシーンで活用することができます。

また、金融リテラシーは年齢に関係なく学んでおくことが必要で、子どもでもお小遣い帳をつけるなど自分のお金を管理するところから始めることがおすすめです。

では、そんな金融リテラシーを高めるにはどうすれば良いのでしょうか。

次は金融リテラシーを高める方法を解説していきます。

金融リテラシーを高める方法

金融リテラシーを高めるには、自分のお金の状況について知り管理することが大切です。

今、手元にあるお金だけでなく将来を見据えてライフプランを考えることで、今からどれだけのお金が必要なのか、いつまでいくら必要なのかも把握することができます。

総合的に見て、自分のお金と向き合うことが金融リテラシーを高める一歩になります。

①家計管理をする

家計管理とは、自分のお金のうち収入と支出を把握して、やりくりすることをいいます。

例えば、1ヵ月の自分の収入のうち、いくら使って貯金しているかを考えてみてください。

働いている方は毎月の給料明細や銀行口座を確認すると収入を把握できます。

支出は家計簿をつけて固定費と変動費に分けると把握しやすいでしょう。

収入と支出を記録するとお金の使い方が見えてきて、どこにお金を使っているか無駄遣いをしているかがわかるようになります。

無駄な出費がある方は減らすよう対策を考えて、翌月から実践することをおすすめします。

家計簿をつけるといっても家計簿アプリなどを使えば複雑な作業はありません。

銀行口座と連携できるものもあるので、自分が使いやすいもので家計管理を始めましょう。

②ライフプランを設計する

ライフプランを設計するのも金融リテラシーを高めることにつながります。

ライフプランとは、今後の自分の人生におけるライフステージを踏まえ、就職・車購入・住宅購入・結婚・出産・教育など、お金が必要となるタイミングを把握するものです。

現在の年齢が若くて結婚や住宅購入を考えられない場合でも、大体の理想として設計すると良いでしょう。

現在の年齢・収入・支出・将来の目標といった項目を軸に、ライフステージごとの金額を設定し、現状で将来の目標を達成できるかどうかを考えていきます。

もし、将来の目標を達成できそうにないなら、そのリスクに今から備えるための対策を練り、必要に応じて転職や副業などをすることも視野に入れて行動することが大切です。

③投資に関する勉強する

数年前から国も投資を進める意向が高まっていますが、投資とは手元にあるお金を元手に利益を得ることです。

主な投資には、株式投資、債券投資、不動産投資などがあり、ほかにもさまざまな種類があります。

投資にはリターンとリスクの関係がとても重要で、両者の関係は比例するものです。

つまり、リスクを抑えようとすればリターンは低下して、高いリターンを得る場合はリスクも高まります。

また、投資する多くの金融商品は、景気や政治・世界情勢など多くの要素から影響を受けます。

これらのことから、投資におけるリスクはリターンを予測できないものとして捉えて考えることが重要なのです。

投資全般に関して、専門用語が多く敷居が高く感じる方もいると思いますが、金融リテラシーを高める意味では勉強しておいて損はないものです。

投資を勉強しておけば自分に合った投資方法を見つけられるほか、その投資によりお金を増やすこともできるでしょう。

④資格の勉強をする

金融に関する資格として、FP(ファイナンシャル・プランナー)や証券アナリストなどがありますが、これらの金融資格を取得することでお金に関する知識を身につけることができます。

金融資格を取得すれば、就職や転職で有利になる場合があるほか、自分の金融リテラシーも高めることにつながります。

また、このほかの金融リテラシーを高める方法として、金融リテラシーセミナー・講座への参加や、資産運用に関する本を読むことも有効な手段です。

金融リテラシーを身に付けるメリット

金融リテラシーを身に付けると、自分のお金の使い方や増やし方、資産形成に関することに関心を持つようになります。

また、場合によっては詐欺や借入金などのトラブルを回避することにもつながるなど、多くのメリットがあります。

①借入金・投資詐欺などお金トラブルを避けられる

金融リテラシーを身につけるメリットとして身近なところでは、借入金や投資詐欺などのトラブルを回避できることが挙げられます。

例えば、お金を借りる場合、金利から実際に支払う利息を比較できるようになったり、借入金総額に対する利息を把握できるようになります。

その結果、低金利の借入先を選択できる、低金利の金融機関に借り換えができる、といったように借入金に対する負担を軽減することにつながるでしょう。

また、投資の知識があれば投資詐欺を回避することもできます。

投資詐欺は、「未公開株」や「新規公開株」などの情報を提供し、元本を保証するなど投資家にとって都合の良い魅力的な勧誘を行います。

しかし、その後の詳細な情報が得られないほか、入金・送金後に連絡が取れなくなるケースがほとんどです。

詐欺行為を働く業者は住所が海外だったり、実在しない住所だったりします。

国内で日本居住者を相手に金融商品取引行為をするためには、日本で金融商品取引業の登録が必要なため、金融庁で登録業者か調べればひっかからずに済みます。

金融リテラシーはこのように、自身の身を守ることにも役立つことを覚えておきましょう。

(出典:詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!: 金融庁

②金融商品の正しい選び方が分かる

金融商品にはさまざまな種類があり、一概にどの金融商品が良いとは言えないものです。

投資する目的や計画に合うことや、価格帯・リスクとリターンなども考慮して選択しなければなりません。

金融商品を選ぶ際の基本として、安全性・流動性・収益性が挙げられますが、これらのどれを重視するかによっても異なります。

金融リテラシーを身につけると、豊富な金融商品の中から自分に合うものを選択できる、無理のない金融商品を選択できるようになることもメリットと言えるでしょう。

③自立する力を育てられる

自分のお金を管理して運用することは、自立した生活を送ることにつながります。

例えば、家計管理をしていると、今月はいくらまでなら使っても良い、今月はピンチだから外食は控えようなどと判断するでしょう。

こうした自己管理ができれば、お金を使いすぎて借入金をするようなこともなくなります。

金融リテラシーを身につけると、自立する力となるのはもちろん、日常生活にもさまざまな良い影響を与えることもメリットといえるでしょう。

④積極的に資産形成をできるようになる

資産とはお金に変えることができるもの、という意味があります。

資産形成というと株式や不動産などを思い浮かべる方が多いかと思いますが、株式や不動産も資産の仲間です。

資産形成とは、お金を積み立てながら運用して60歳以降に使えるお金を作ることを指します。

似た言葉に資産運用がありますが、こちらは自分が保有する資産を貯蓄や投資により効率的に増やすことを指します。

どちらもお金を増やすものですが、資産形成はどちらかというと老後資金を作るイメージです。

金融リテラシーを身につけると、将来を見据えたお金の管理、運用方法にも関心が高まります。

そのため、積極的に資産形成に取り組むことができるでしょう。

まとめ~金融リテラシーを高めて将来のお金の不安を解消しよう~

金融リテラシーを身につけると、お金に関するさまざまな知識に触れ、いざというときに自分で判断できるようになります。

家計管理をはじめ、将来を見据えたお金の準備、資産形成などにも影響するため今からでも身につけておきたいものです。

また、投資詐欺などの詐欺行為から身を守ることにもつながり、万が一借入金をする際にも負担の少ない借り方を選択できるなど、金融リテラシーは今後の人生において不可欠な存在なのです。

そして、一時期話題になった老後資金2,000万円問題への備えにも貢献するでしょう。

幅広いジャンルがある金融リテラシーですが、今のうちからコツコツ学び高めていくことをおすすめします。